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遺族・親族との打合せ

  葬儀を行うにあたり、葬儀の形式、日時、規模や規模、また葬儀の主催者となる喪主、それを補助する世話役、世話役代表などをあらかじめ遺族・親族で話合い決めておかねばなりません。ここではその流れについて説明します。


➤ 葬儀に関する取決め

葬儀の形式

  はじめに葬儀の形式を決めます。仏式、神式、キリスト教、無宗教など、個人の信仰や遺志を尊重して決めていきましょう。特別な希望がない場合には、故人の生家や婚家の宗教に従います。一つの宗教にも宗派や地域によってしきたりが異なる場合もあるので、注意しましょう。
  現在では、宗教の様式にとらわれない自由な葬儀も執り行われています。故人が生前愛した音楽や花などを採り入れるなど、自由に演出していくものです。
  また無宗教で行う際に、菩提寺がある場合には納骨が断られることがあります。事前に菩提寺の僧侶と相談し、了解をとっておきましょう。

葬儀の日時

  葬儀の日時は死亡した時間とも関連してきますが、近親者の到着時間や火葬場の都合などを考慮しながら、葬儀社と相談して決定しましょう。以下に主な段取りを示します。

午前中に死亡した場合
  • 死亡当日の夜----通夜
  • 死亡翌日----葬儀・告別式

午後に死亡した場合
  • 死亡当日の夜----納棺
  • 死亡翌日の夜----通夜
  • 死亡の翌々日----葬儀・告別式

以上が一般的な段取りです。火葬は死亡後二十四時間以後でないと行うことができません。また、友引・年末年始は火葬場が休みの日が多いので、注意しましょう。

葬儀の規模

  葬儀の規模については予算との関係もあるので、葬儀費用全体でいくらまで出せるのかあらかじめ決めておきます。そのうえで、故人や喪家の社会的地位や交際範囲、遺族の気持ちや故人や遺志などを考慮して規模を決めていきます。
  忘れてはいけないのは、大切なのは葬儀の規模の大きさではなく、どれくらい心を込めて故人を送ることができるのかということです。見栄や外聞だけにとらわれない様にしましょう。

葬儀の場所

  式場には、自宅、寺院や教会、葬儀業者が所有する葬儀会館、公営の式場、マンションなどの集会場、公民館やコミュニティセンターなどがあります。最近の傾向としては、葬儀会社が所有する葬儀専門の式場が、きめ細かいサービスが受けられ、手伝いの人手がいらない、宿泊施設が完備されているなどの理由から、多く選ばれています。 式場は公営、民営、寺院の格などによって料金に大きな差がありますので、遺族、葬儀会社間でよく話し合って決定しましょう。

➤ 喪主を決める

  喪主は葬儀全般の主宰者で、弔門者や僧侶との対応といった重要な役割があります。遺族間で話合い、通夜の前日までに決めておかねばなりません。
  誰が喪主になるかといった法的な決まりはないですが、一般的には故人とのつながりが一番深い人がふさわしく、夫や妻が死亡した時、その配偶者が喪主となります。未成年者が喪主になるときは、親族から後見人を立てます。近親者がいない場合には、友人・知人が喪主の代わりを務めることになります。
  また、葬儀で喪主を務めた人がその後の仏事(四十九日、年忌法要など)を主宰することが多いので、それも踏まえて喪主を決めるとよいでしょう。

➤ 世話役を決める

  葬儀を行うのは想像以上に煩わしいことが多く、疲労した遺族だけが葬儀をすべて取り仕切るには無理があります。そこで喪主に代わって受付、接待、葬儀社との打合せなどの細かいことを取り仕切る遺族以外の人のことを世話役といいます。
  世話役には親せきや親しい友人、町内会の方などにお願いすることになりますが、その中でも特に経験豊富かつ常識豊かで、遺族側の事情に詳しい人に世話役を代表をお願いします。
  現在では世話役の役割のほとんどを葬儀会社のスタッフが行ってくれますが、金銭を扱う会計係は、親族の方にお願いしておくと心配がないでしょう。